未分類

【新人看護師よ、覚えろ】12誘導心電図の電極の位置と貼り方を10秒暗記

「赤とか黄色とか青とか、信号か!?」
「やばい午後から心電図とってって言われたけど貼り方がわからない」
「あれ?久しぶりに心電図つけるけど、どんな順番で、どこにつけるの?」

と疑問に感じたのでないでしょうか。

結論、12誘導心電図の電極を貼る位置は「あきみちゃんブラ紫」と覚えておけばOKです。

この記事さえ読めば心電図の電極の貼り方で迷うことは無くなります。

 

精神科の看護をもっと知りたい人は下の記事が参考になります。

参考【2021年最新】精神科看護師転職マニュアル【仕事内容・役割・やりがい徹底解説】
参考【保存版】精神科看護師歴5年が教える精神看護の勉強法とおすすめ本を徹底解説

12誘導心電図の電極の貼り方とは

12誘導心電図は、電極が10個あります。胸部に6個、手足首に4個の計10個です。

すべての電極の位置を、色だけで覚えるのは苦痛に感じませんか?管理人はすべての電極の位置や色を丸暗記することができませんでした。

ではどうしたか?電極の位置を色だけで覚えずに、語呂合わせで覚えました。いい国作ろうとか鳴くよウグイスとか、語呂合わせで覚えると、頭に残りやすいですよね。(いまはいい国作ろうという語呂ではないみたいですけど)

管理人がオススメする12誘導心電図の胸部、手足の電極の覚え方と貼る位置を紹介していきます。

胸部誘導は「あきみちゃんブラ紫」!

12誘導心電図の胸部誘導は、赤、黄、緑、茶、黒、紫の計6個です。色だけだとどういう順番かわからなくなりますが、語呂をつかえば一発で覚えれます。

胸部誘導は、あきみちゃんブラ紫です。

これだけを頭に入れておけば大丈夫です!

  • あ(赤)
  • き(黄)
  • み(緑)
  • ちゃん(茶)
  • ブラ(黒)
  • 紫(紫)

 

ちなみに四肢は秋吉久美子とおぼえましょう。

  • あ(赤):右手
  • きよし(黄):左手
  • く(黒):右足
  • みこ(緑):左足

 

 

 

心電図とは

心電図とは、心臓が収縮するときに出る電気信号を体表面から読み取り、表に現す検査のことです。

そもそも心電図の仕組みは、1897年にオランダの生物学者 アイントホーフェンスによって開発されました。心電図の基本的な仕組みは、心臓での電気信号を増幅して記録するものです。

心臓では、心筋が収縮することで全身に血液を送り出しています。その心筋が収縮するときには、刺激伝導系という電気信号を発信するルートを通じて、規則正しく心筋が収縮するように調整されています。この電気信号が心筋に伝わったときに、心筋の細胞が電気的にマイナスからプラス、場合によってはプラスからマイナスへと電位変化を起こします。この電位変化を読み取って、増幅したものが心電図というわけです。

ちなみに数十年後に、心電図を開発した功績で、アイントホーフェンスはノーベル賞を受賞しています。

 

心電図は心臓疾患のスクリーニング検査に不可欠!

心電図は、刺激伝導系や心筋の状態を見ることができます。心電図だけで確定診断できない病気もありますが、心電図は電極をつけるだけで、心臓の異常を簡単に調べることができます。また、身体に物理的な侵襲が伴わずに行え、ほとんどの心臓疾患を見つけることができる検査というと、とんでもない発明です。

簡単、患者に負担なく、正確に判断できるの三拍子ある心電図は、心臓疾患の発見にはなくてはならないスクリーニング検査であり、心疾患の有無を判断する検査です。

※物理的な侵襲はないですけど、手足首がぬるぬるに、胸に結構頑固なシールはつけられますけどね。

 

 

 

刺激伝導系とは

授業で刺激伝導系とか、心電図の電気信号だとかいろいろ習ったけども、忘れちゃったなぁ。いざ、心電図のことを勉強しようと思ったら、刺激伝導系を知らないと話にならないみたいだけどよくわからないなぁ。

そんなあなたのために、今回は「刺激伝導系とは」から初めて、刺激伝導系の仕組みやどのような経路で電気刺激が伝わっていくのかを解説します。

 

刺激伝導系とは、心臓の筋肉が発生させる電気刺激のルートのことです。

 

心臓の筋肉は2種類あります。1つは作業心筋といい、もう1つは特殊心筋といいます。

 

作業心筋は、心臓のほとんどの部分を占めています。作業心筋の役割は、収縮して血液を全身に送り出すことです。心臓のポンプ機能は、この作業心筋があるからこそできます。

 

特殊心筋は、特殊な筋繊維で構成されており、心内膜の近くにあります。特殊心筋の筋繊維は、一定のリズムで電気刺激を発生させることができます。この電気刺激は、作業心筋の10倍近い速さで、電気刺激を伝達することができます。

特殊心筋が発生させる電気刺激のルートのことを「刺激伝導系」といいいます。心臓は、特殊心筋とが発生させた電気刺激によって、作業心筋が収縮し、全身に血液を送り出すポンプ機能が担っているのです。

刺激伝導系の仕組み

刺激伝導系は電気刺激のルートのことと説明しましたが、実際どのような仕組みで動いているのか気になりますよね?

刺激伝導系は、特殊心筋である洞結節、房室結節、ヒス束、右脚、左脚、プルキンエ繊維から構成されるルートを通って電気刺激を伝えています。

はじめに、⒈洞結節が一定のリズムで電気刺激を起こし、興奮します。

※細胞が電気刺激を出すことを「興奮する」と表現します。

その刺激によって心房が収縮します。心房が収縮することによって、心室に血液がおくりだされます。

洞結節の興奮によって起きた電気刺激は、房室結節に届きます。ここで房室結節は一旦電気刺激を止め、心室に血液が入ってくる時間稼ぎをします。血液が入ってきたのを見計らったように、房室結節は電気刺激を再開して、ヒス束に電気刺激を送ります。

ヒス束は受け取った電気刺激を高速で伝達し、右室へ電気刺激を伝える右脚、左室へ電気刺激を伝える左脚へと電気刺激を伝えます。

右脚と左脚に電気刺激が伝わるとそれに刺激されて、心室が収縮して全身に血液が送り出されます。

この一連の流れを刺激伝導系といいます。

 

各特殊心筋がどのように伝わっていくかなど理解できましたか?

  1. 洞結節
  2. 房室結節
  3. ヒス束
  4. 右脚
  5. 左脚

と電気刺激が伝わります。

心電図を読み解くときにも重要な知識となります。しっかりと身につけておきましょう。

 

 

心室頻拍(VT)とは

「VfやらVTたらなにがなんやらわからんのや!」「心室頻拍って必ずCPRなの?」疑問に思っているあなた。私もそのように疑問を持って日々業務をしていました。新人の頃に勉強や研修でならったはずなのに、循環器病棟にいないとなかなかみないからわからなくなりますよね。
ここでは、そんなあなたのため(自分のため?)に、心室頻拍についてと、心室頻拍の緊急対応についてまとめました。

心室頻拍(VT)とは、心室の心筋が通常のリズムとは違い、勝手に収縮し、心拍数が120回/分以上になっている状態です。この勝手に収縮している状態とは、心室期外収縮が3発以上続いたものを指します。

心室頻拍(VT)には、

  • 30秒以上心室期外収縮が続いた場合の持続性心室頻拍
  • 30秒以内で心室期外収縮が収まる場合の非持続性心室頻拍

があります。

持続性心室頻拍は、患者が意識消失し、全身に血液を十分に送れない状態(心停止)となっている場合がほとんどのため、緊急対応が必要です。

非持続性心室頻拍は、患者に意識があり、脈も触れる場合がほとんどですが、要注意経過観察となります。

持続性心室頻拍は緊急対応が必要!

持続性心室頻拍の患者は、心室細動(Vf

)と同じで、意識消失し脈も触れないため、すぐにCPRを行い、除細動をする必要があります。心室頻拍によって、全身に血液が送り出せなくなるため、心室細動に移行して心停止する場合にもあります。

モニター心電図観察上、VTが確認された場合には、患者が意識消失しているか、脈が触れるか確認しましょう。仮に、患者に意識があり脈が触れても、しばらくして心室細動や持続性心室頻拍に移行する場合もありますので、医師へ報告し、AEDも準備しておきましょう。

心室頻拍の症状

心室頻拍の症状は、動悸、呼吸困難、脱力、めまい、失神、血圧低下などがあります。

心室頻拍を起こしている患者のほとんどは、動悸を自覚します。モニター観察上心室期外収縮が確認されなくても、患者が動悸を訴える場合には、12誘導心電図をとるといいでしょう。

 

 

心室細動(Vf)とは

「循環器の病棟に勤務してないけどモニターでVf(心室細動)が起こったらどうしよう」「心室細動を起こしたときの対応ってどうしたらいいの?」と疑問に思ったことはありませんか。
私は新人の頃、患者が心室細動や心室頻拍を起こしたらどうしようと、漠然と不安に思いながら勤務していました。今では、ある程度は対応できるようになりましたが、やはりしっかり理解していないと不安だったなぁと思い返しています。
私のように、不安に思っているだけでなく、しっかりとした心室細動の知識と対応を身に付けて明日から勤務に生かしてくださいね。

心室細動とは、心臓の心室が無秩序な電気刺激によって、バラバラに収縮して、全身に血液を十分に送ることができない状態を指します。 

細動とは、全体が一度に動くことではなく、各部分、部分がバラバラに動くことを指します。

心臓全体が規則正しく収縮していたものが、上手く収縮できず、部分、部分がバラバラに動き、心臓のポンプ機能は失われている状態です。つまり、心室細動は、心停止の状態です。

患者が心室細動を起こした場合には、数秒後には意識消失します。心室細動を起こして、心停止の状態が4分続くと、脳へ血流が滞り脳に深刻なダメージを与えます。

心室細動を起こしたときの対応

心室細動を起こしたときは、ただちに心臓マッサージを行い、AEDによる除細動を行います。医師が到着していなくてもAEDによる除細動を行っても大丈夫です。医師への報告も忘れずに行う必要がありますが、何より優先されるのは、心臓マッサージと除細動です。また、カテコラミン製剤(ボスミン、イノバンなど)の指示も出る可能性があるため、ルート確保を行いましょう。

除細動により、脈が戻らなければ心臓マッサージを継続し除細動も繰り返し行います。

除細動により、脈が戻ったのであれば、心臓マッサージは一旦終了し、医師の指示に応じて検査を行います。一度心室細動を起こした患者は時間をおかずに、再び心室細動を起こすリスクがあるため、AEDは常備し、いつでも動ける要注意体制で経過観察を行いましょう。

心拍や脈が戻った後には、患者の状態を観察しながら、心室細動になった原因を突き止めます。12誘導心電図を改めてとることや、心臓カテーテル検査、心エコー検査などを行い、原因究明を行います。

基本的には、医師の指示に従えばいいですが、看護師も専門職として、心室細動を起こした際の対応を覚えておいて、損はありません。

 

心室期外収縮とは

心室期外収縮とは、刺激伝導系のタイミングよりも早いタイミングで、心室の心筋が勝手に収縮することをいいます。刺激伝導系の電気刺激とは別に、心室ないの細胞が勝手に電気刺激を発生させてそれにつられて収縮してしまう不整脈です。心室期外収縮は、英語で心室期外収縮を指すpremature ventricular contractionを略してpvcと呼んだりもします。

一般的に、全人口の1割〜2割は期外収縮があると言われています。そもそも期外収縮があるからといって必ずしも治療が必要ではありません。

治療や要検査が必要になるケースはいくつかあります。

まず、心疾患に罹患している患者であるかです。心筋梗塞、心筋症、弁膜症といった心疾患に罹患している場合には、その心疾患が原因となっているため、治療が必要になります。

次に心室期外収縮であっても、どの程度の重症度であるかです。心室期外収縮の重症度の指標としては、Lown分類がよく使用されます。

各gradeの分類は次のように分かれています。grade0とgrade1は期外収縮をあるのかないかで分かれています。grade1とgrade2は、どのくらいの頻度で期外収縮が出現しているかで分かれています。grade2とgrade3は期外収縮の波形が一種類か、それとも数種類あるかで分かれています。grade3とgrade4は、期外収縮の波形が2連発、3連発と続いて出現しているかで分かれています。最後のgrade5は正常波形にあるT波に乗りかかる形で期外収縮が出現している場合です。順番に解説していきます。

 

まとめ

12誘導心電図の電極の貼り方と覚え方を解説しました。

12誘導心電図は10個の電極があり、胸部は「あきみちゃんブラ紫」の語呂、手足は「あきよしくみこ」の語呂で貼ればOKです。

また胸部電極の貼る位置は、第四肋間を見つけることがポイントでした。

手足電極はいずれも、電極の金属部分が内側にすることがポイントでした。

忘れがちな12誘導心電図の電極の貼る位置や覚え方をマスターして明日からの看護に活かしていただければ幸いです。

 

精神科の看護をもっと知りたい人は下の記事が参考になります。

参考【2021年最新】精神科看護師転職マニュアル【仕事内容・役割・やりがい徹底解説】
参考【保存版】精神科看護師歴5年が教える精神看護の勉強法とおすすめ本を徹底解説

-未分類