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看護師必見!陽性症状や鎮静作用のある定型抗精神病薬とは?

「看護師なら知っておきたいけれども、抗精神病薬ってなんだか難しいイメージがある」「定型やら非定型やら何が違うのかいまいち」「どれが強くてどれが弱い薬なのかいまいちわからん」って方も多いはず。
 実際、私も精神科にいくまで抗精神病薬なんて勉強した覚えもありません。似たような名前がおおくどれがどれに聞くのかもわかりにくのが抗精神病薬です。

 今回はそんな抗精神病薬の中でも先に開発が進んだ定型抗精神病薬について解説していきます。

抗精神病薬には定型と非定型に2種類がある

 抗精神病薬には、先に開発が進んだ定型抗精神病薬と、定型抗精神病薬の副作用を少なく改良した非定型抗精神病薬の2種類があります。

ちなみに定型抗精神病薬は幻覚や幻聴、妄想といった急性期の陽性症状には効果を発揮します。しかし感情の平板化や意欲低下といった陰性症状にはあまり効果を発揮しないため、陰性症状にも効果が発揮し、ふるえや動作緩慢などのパーキンソン症状の副作用を少なくした非定型抗精神病薬が出てきました。

 最近は非定型抗精神病薬が第一選択というのが一般的になってきましたが、定型抗精神病薬も急性期の陽性症状にはよく使われています。どちらが優れているということではなく、患者それぞれで適したお薬は違うので、精神科の医師はそれぞれの患者にあったお薬で調整していきます。定型・非定型ともに錠剤タイプもあればデポ剤タイプ(注射の持続性抗精神病薬)、OD錠(口ですぐに溶ける錠剤)などさまざまな形があります。

定型抗精神病薬とは

 統合失調症をはじめとする精神疾患は、ドーパミンの過剰分泌によって幻覚、妄想といった陽性症状が現れることは何度も触れました。陽性症状を発生させているドーパミンの受容体の働きを遮断して症状を抑える作用があるのが、定型抗精神病薬です。(非定型抗精神病薬も同じ作用があります。)
 日本では1955年にクロルプロマジンが治療に使われるようになりました。今まではいわば家庭内で監禁して社会の目から遠ざけられていた精神疾患を、薬で治す時代となったのです。
 定型抗精神病薬には幻覚や妄想を抑える働きがある薬、興奮や落ち着きのなさを鎮静させる薬、意欲低下を活動的にさせる薬の3つに分けることができます。

幻覚や妄想を抑えるセレネース

 統合失調症の陽性症状として、幻覚や妄想はつきものです。その幻覚や妄想を強く抑える効果があるのが、セレネースをはじめとする定型抗精神病薬です。幻覚や妄想に強く聞くため、使用後は徐々に症状が治まっていき、症状自体が消失することもあります。しかし、陽性症状に強く聞くということは、ドーパミンの作用も強く抑えることになります。その結果、運動性の副作用がしばしば現れるため、抗パーキンソン薬(アキネトンなど)と一緒に使用されるケースが多いです。というかほとんどです。

 急性期の強い幻覚や妄想状態には、このタイプの薬を増量して休息がとれるようにします。そして急性期の症状が落ち着いてくれば徐々にお薬の量を減らしていきます。急性期の症状が良くなってきたかの指標としては、まとまりのある会話ができるか、睡眠が十分にとれているかなどです。

イライラや興奮を鎮静させるヒルナミン

 幻覚や妄想の症状で興奮したり、症状は落ち着いてきたもののイライラ感が止まらない場合には、鎮静作用のあるヒルナミンやコントミンといった興奮を抑える定型抗精神病薬を使用しています。幻覚や幻聴、妄想にも一定の効果はありますが、イライラや興奮を鎮静させることで休息を促す意味で使用することが多いように感じます。こちらのタイプも、急性期には増量して、急性期を脱したところで徐々に量を減らしていくパターンです。

陰性症状から活動的にするドグマチール

 統合失調症の意欲低下や感情の平板化といった陰性症状に効果を表すのがドグマチールをはじめとする定型抗精神病薬です。臨床ではあまり使われている印象はありませんが、少ない量では活動性を活動性を高め、量がおおければ精神症状に有効なお薬です。

まとめ

 陽性症状に強く作用する定型抗精神病薬について簡単に解説をしました。
 定型抗精神病薬は、運動性の副作用や、高プロラクチン血症などを引き起こす副作用が出ます。副作用よりも主作用を優先して使われますが、看護師としては副作用がどのくらいでているかなども観察して記録や主治医へ伝えれるとベストですね。

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